今週より、cafe equbo*の店内で
絵画の展示を行います。

10月18日(水)〜11月11日(土)
在廊予定日:21日(土)、28日(土)
*オープンは当店営業日・営業時間に準じます


植田陽貴
@harukiueda_
https://uedaharuki.com
画家。大宇陀出身。
女子美術大学短期大学部専修科終了。
製作に共通している主題は
「境界を越えようとすること」。
境界とは自己と他者、国境、人間と動物、生きているものとそうではないものなど。
近年は自身が訪れた場所で受けた風や光などの肌感覚を絵画に落とし込むことを試みている。


今では廃園となった山の中の小さな学舎「田原幼稚園」。
そのたった19人の同級生同士として私達は出会いました。
当時4歳でありながらアンパンマンの絵本を自分で読めることや、「はっぱろくじゅうし」を知っている事に衝撃を受けた事は、自分の中の最も古い記憶のひとつ。
家が近かったこともあり、猫を追いかけたり、山に秘密基地をつくったり、お絵描きしたり…園の外でもよく一緒に遊びましたが、色んな楽しい事に目移りする私と違って、小学生の時も中学生のときも彼女はずっと絵を描くのが大好きな女の子でした。

お互いに県外へ進学し、就職先や住まいが離れ離れになりながらも、時々「会おうか」となったら肩の力をすっかり抜いて向き合える関係。でも、この人が頑張ってるんだから自分も負けず頑張ろうと刺激ももらうし、かっこいいところを見せたいとも思う間柄。そんな彼女の絵は、最初こそ「大切な友人の作品」という目で見ていたけど、今となってはただただ作品のファンでもあり、絵を見つめる時間や生活の中に絵画がある事の楽しみを教えてくれる存在です。
そんな彼女にエクボで展示をしてもらうというふんわりとした一つの夢が、今回形になりました。

※10/20〜10/30は奈良・町家の芸術祭2023、9/16〜11/12は「MIND TRAIL–奥大和・心のなかの美術館」も開催中です。
芸術の秋、あわせてお楽しみ下さい。

県外での個展の機会が多い植田陽貴の作品を地元大宇陀で見つめる数少ない機会です。
彼女の感性を育んだであろうこの町の空気の中で、是非作品に触れてみてください。